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▼ 【告知】9/26 第9回文学フリマ大阪 出店参加
▼ 8/29 第9回文学ワークショップ<オンライン>開催
▼ 8/15 第一回全国同人雑誌賞 新同人雑誌賞受賞!
▼ 8/1 第8回文学ワークショップ<オンライン>開催
▼ 7/14 文芸エム 第4号発刊!

 
 

▼ 2021/8/15


第一回全国同人雑誌賞新同人雑誌賞を受賞!



全国同人雑誌協会の第一回全国同人雑誌優秀賞を「文芸エム」が受賞。八月中旬選考の同人雑誌新人賞の選考対象に。選考委員は文芸評論家勝又浩、作家岳真也に文芸思潮編集長で作家の五十嵐勉の三氏。評価を励みとして新しい文芸同人誌の在り方を提示してゆきたい。
10/30の全国同人雑誌協会総会で授賞式。出席します。
 
 
 

▼ 2021/7/25


文藝年鑑2021版で新鋭同人誌として紹介!



日本文芸家協会が文学界の動向を総評する「文藝年鑑」の2021年版が発刊。概況同人雑誌の項で「文芸エム」が取り上げられています。
(以下引用)
「コロナ流行の閉塞的状況下にもかかわらず、創刊された同人雑誌も少なくない。『文芸エム』(滋賀県)は二〇二〇年後半創刊号、2号を出し、『生きる武器としての文学』を創刊の辞として打ち出すなど尖鋭な姿勢を示している。主宰の原浩一郎は第一一回の『アクリル板』に続いて『出所証明』で二〇二〇年第十三回銀華文学賞最優秀賞を受賞した新鋭で、刑務所を舞台にした作品は、商業文芸誌にはない衝撃性がある。『文芸エム』にはカミュとサルトルへの長編評論『カミュ『誤解』、サルトル『出口なし』、その源と将来』(林娼霊)など迫ってくるものが多く、根源に触れる可能性が感じられる。少部数を低額で刷るオンデマンド印刷の方法も、これからの同人誌の作り様を象徴している。」
指摘のとおり、根源に触れる雑誌を目指したい。
 
 

▼ 2021/7/14


「文芸エム 第4号」発刊!



「文芸エム 第4号」

|合掌(橋元あおい)
|黒い鳥(橋元あおい)
|昭和の銭湯点描(湖都わすれ)
|沈丁花(南部里士)
|懺悔(馬場岩ひろし)
|詩(Yu_ji)
|遺灰(島津耕造)
|ボードレールにみる現世忌避(高梁遼夢)
|アート・ファーマー(flh)と釈迦の思想(林娼霊)
|川辺の人(島津耕造)
|祝祭日(訳島津耕造)
|ソプラノ(山上この葉)
|一炊庵の記(高梁遼夢)
|此岸4(原浩一郎)

<REVIEWS>
沈黙(南部里士)、syrup16g(島津耕造)、私の中のあなた(夏之千鶴)、夢幻能(原浩一郎)、木橋(橋元あおい)、神は銃弾(林娼霊)、野の医者は笑う(阿迦井光子)、魚河岸ものがたり(利田充夫)、どちりいな-きりしたん(原浩一郎)、クソみたいな歌詞(橋元あおい)、運び屋(南部里士)、Laser: Beam: Joint(Yu_ji)、南山踏雲録(原浩一郎)、えんま寄席 江戸落語外伝(林娼霊)

A5判 206頁
2021 年 7 月 14 日発行 ¥1,100(税込)
編集責任 原 浩一郎
編集委員 橋元あおい・月川奈緒・林 娼霊
発行協力 第3号(追記):伊東久仁雄
第4号:高梁遼夢・山上この葉・夏之千鶴・林 娼霊・湖都わすれ・馬場岩ひろし・(匿名)
WEB | http://pubstudio-hao.com/bungei-emu/
MAIL | pubstudio.hao@gmail.com
発行 HAO 出版局

ISBN978-4-9911513-4-7 C9402 ¥1000E

  ▼ ご購入は下記サイトへ ▼
《 Amazon 》 《 BASE 》 《 BOOTH 》 《 HAO STORE 》

 
 
 

▼ 2021/5/18


全国同人雑誌協会発足 原編集長、評議員に



◎ 全国同人雑誌協会役員 2021.4.20現在
名誉会長/三田村博史(中部ペンクラブ会長)
名誉顧問/加賀乙彦(作家)
顧問/勝又 浩(文芸評論家)、三田誠広(作家)。中上 紀(作家)。川村 湊(文芸評論家)。富岡幸一郎(文芸評論家)、岳 真也(作家)、高橋三千綱(作家)
参与/伊神権太(「熱砂」主宰)
代表理事/五十嵐勉(「文芸思潮」)、
理事/中村賢三(「弦」主宰)、竹中忍(「北斗」主宰)、永野 悟(「群系」主宰)、和田伸一郎(「クレーン」主宰)
後援/日本文藝家協会、三田文學、季刊文科
参事/飯田章(作家集団「塊」)、八覚正大(作家集団「塊」)、小浜清志(作家集団「塊」)、大高雅博(作家集団「塊」)、三神 弘(作家集団「塊」)、都築隆広(作家集団「塊」)
監事/秋生 騒(作家)
事務局長/里見風樹(「文芸思潮」編集部)
評議員/竹内菊世(「飛行船」主宰)、岩崎清一郎(「安蘇文学」主宰)、柴野毅実(「北方文学」主宰)、藤井総子(「海峡」主宰)、原浩一郎(「文芸エム」主宰)、林 絹子「木木」主宰)、木下径子(「街道」主宰)、中川一之(「たまゆら」主宰)、葉山ほずみ(「八月の群れ」主宰)、久保 隆(「風の森」主宰)
(ニュースレターより)
 
 
 

▲出店中

▲購入

▼ 2021/5/18


5/16 第32回東京文学フリマ 出店



てっきり中止になるものとたか括っていたら、緊急事態宣言下にもかかわらず開催。慌てて、参加出店した次第。
 前日神保町界隈を歩いたところ、九割方の古書店は都からの要請でシャッターを下ろしている。寂しいことこのうえない。しかし小さな店舗に数人の客が黙って本を開くことが感染を広げることになるのだろうかと。
 当日文学フリマの会場はブースのスペースがずいぶん縮小されており、また当日キャンセルの空席も目立つ。それでも出展者は各々早くからブースの準備に精出しており、意気軒高。開場となれば、来場者も次々にやってくる。様々な方と出会う機会をいただいた。今回わざわざ埼玉、八王子から文芸エム読者の方も駆けつけてくださっていたので、初めてお会いし楽しい会話ができたのは特にうれしかった。
会場で魅力的な出店作品も多数購入できて大いに文学フリマを満喫した。駆けつけた甲斐があった。
今回の来場者は2,233人。コロナ前一昨年第29回の来場者数は6,044名だから、おおよそその3分の1である。SNSで繋がり、文学フリマで出会うという若い文学マニアの活動パターンも変容が強いられているのだろう。これから、どうなるか。

 
 
 

▼ 2021/5/1


5/23 第7回文学ワークショップ<初級編> 開催




昨年末第3回以来久々のオフライン対面型のワークショップ。初めて対面する常連投稿者や、新たな二名の参加者も。
第一部では文学総体の基本レクチャー。文学ジャンルを総覧しながら、個々の作品を味わいます。取り上げたのは、谷川俊太郎、茨木のり子、金子光晴、草野心平、萩原恭次郎、寺山修司、種田山頭火、道浦母都子などの作品群。そして随筆と小説の構造の違いをひもといていきます。こうした理解の中で、自分の創作動機に適合するジャンルに焦点を当てることに。第二部は実習。用意した印刷画像は石井聰亙(岳龍)監督の「高校大パニック」からのキャプチャー。銃を手にした高校生が教師を撃ち、女子生徒を人質に校舎に立てこもるというなんとも刺激的な映画のシーンです。前回ワークショップの大島映画のときと同様に、素材映画の設定は明かされず、画像一枚に頼ります。写真の正確な写実描写から、それをもとに背景そして前後を自由に創作し、文章化です。実に個性豊かで魅力的なストーリーがそれぞれ誕生しました。続いては、参加者が文学ジャンルを選択し、実際に執筆、または構想に取り組むことに。中でも、その場で随筆を仕上げられた方の作品の完成度には一同仰天しました。
いつもながら充実した明るく楽しい、あっという間の時間。終了後も談義は続きました。参加者の皆さん、ありがとうございました。

 
 
 

▼ 2021/5/5


「魂の文学」市井から発掘 京都新聞に記事掲載



「魂の文学」市井から発掘
大津の作家原浩一郎さん、季刊誌「文芸エム」創刊

市井に埋もれた文学作品を発掘し、幅広い世代の創作活動を支援しようと、大津市の作家原浩一郎さん(65)が投稿型の季刊文芸誌「文芸エム」を創刊した。自身の体験を生かした文学作品の投稿を受け付けており、「社会で感じる『生きつらさ』を創作の源として、読者に力を与える優れた作品を世に送り出したい」と投稿を呼び掛けている。
   体験生かした投稿募る
 原さんは京都家裁の調査官やライターを経て、50代後半から本格的に執筆活動を始めた。デビュー作は家裁調査官と死刑囚の交流を描いた「アクリル板」。同作で2015年の銀華文学賞(アジア文化社)の最優秀賞を受寅した。
 原さんが掲げるのは「魂の文学」。「善悪の尺度では測れない、心を揺さぶる作品を届けたい」とこれまでに約15作品を執筆し、一部は映像化や舞台化された。
 創作活動の傍ら刑務所に赴いたり、精神障害がある若者らと交流を重ねたりする中で「社会で孤立しがちな人が作品を発表する場があれば、世間に新たな視座を提供し、多くの人に響く文学が生まれるのでは」と、昨年8月に創刊した。今春までに3号を発刊し、主婦や大学生らが小説、随筆、詩のほか、書評や演劇脚本などを自由な形で発表している。また、新たな書き手を育成しようと昨年10月からは大津市内で参加無料の文学ワークショップを開いている。
 原さんは「自身が作品を書くことで誰かを救うこともある。新型コロナウイルス禍という時代の大きな分岐点を迎え、これまでの常識、価値観が通用しなくなっているからこそ、『魂の文学』が求められている」と話し、毯悶募っている。
 文芸誌は毎号千円。「文芸エム」のホームページで購入できる。次回ワークショップは23日に大津市内で開催予定で参加者を募集している。問い合わせは原さん080(4028)2305。(冨田芳夫)
講師)原 浩一郎
 
 
 

(写真はイメージですw)

▼ 2021/4/18


4/18 第6回文学ワークショップ<オンライン> 開催



東京から初参加の方を交え、今回もZOOMオンラインで開催。いつものとおり、第一部は文章デッサンで肩慣らし。今回はごく短い動画を文章化。人物、場面の背景や経緯を想像することはせず、見えたものそのままを写実します。この動画、実は映画「戦場のメリークリスマス」の一場面。次はさらにその背景、前後の展開等を創作し、書き手の主観印象をふんだんに盛り込んだ表現で描写します。初参加の方が豊かな文章力を発揮されたのは圧巻でした。
第二部は中島敦作品をテーマにミーティング。「山月記」とその原典『唐代説薈』の「人虎伝」を読み比べ、作家の創作脳を深堀し体感する企画だったが、残念ながらちょっと上滑り。さらに中島敦の「狐憑」も創作という営みの核心に触れるものとして題材に選んだが、深めるまでに至らなかった。事前に資料を配布するなどしたが、企画倒れに終わった感も。残念。
第三部はその数日前に発行した文芸エム第三号を冒頭から作品一つ一つ感想を交換し、作者へ質問。作者は感想が得られ、読者は作者の意図や工夫など知ることができた。充実した対話で参加者の感想も上々。作者の創作に実となる合評のあり方を、今後も模索していきたい。

 
 

▼ 2021/4/11


「文芸エム 第3号」発刊!



「文芸エム 第3号」

|心底に蠢く人のこと(橋元あおい)
|鶴ヶ池の柳(橋元あおい)
|文学衝動への審問(原浩一郎)
|読みくらべ 転がるえんぴつ1(南部里士)
|君のかほり(抄)(島津耕造)
|つわものどもが夢の跡 一九六八年戦後二十三年めの大津市皇子山(湖都わすれ)
|道化蛙(高梁遼夢訳 E.A.Poe作)
|エトランゼのアフリカ紀行(島津耕造) 
|《EMU TOPICS (編集部)》
|・受賞作「出所証明」文芸思潮誌掲載、第4・5回文学ワークショップ、その他
|オープンダイアログから反想法へ その2(阿迦井光子)
|《BOOKREVIEW『元彼の遺言状』新川帆立 (林娼霊)》
|哀蛾抄(高梁遼夢)
|《BOOKREVIEW『カレン民族解放軍のなかで』西山孝純 (原浩一郎)》
|ミラー(雨入)
|早川サチのブラックホール(高田拓夢)
|私に滋味を与えた店たち(林娼霊)
|此岸(連載3)(原浩一郎)
|《BOOKREVIEW『語り継ぐ1969』(原浩一郎)》
執筆者一覧
投稿規定・後記

文芸エム 第3号
A5判 210頁
2021 年 4 月 14 日発行 ¥1,100(税込)
編集責任 原 浩一郎
編集委員 橋元あおい・月川奈緒・林 娼霊
発行協力 第2号(追記):いしかわつよし・林 娼霊・佐藤宣明・富中 佑輔・伊東久仁雄
第3号:高梁遼夢・(匿名)・南部里士・(匿名)・湖都わすれ・林 娼霊
WEB | http://pubstudio-hao.com/bungei-emu/
MAIL | pubstudio.hao@gmail.com
発行 HAO 出版局

ISBN978-4-9911513-3-0 C9402 ¥1000E

  ▼ ご購入は下記サイトへ ▼
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▲レクチャパワポ画面の一部

▼ 2021/2/10


2/7 第5回文学ワークショップ<オンライン> 開催



2月7日、第5回文学ワークショップをzoomオンラインで開催。 参加者はファシリテーター含め、7名で、内3名がオンライン初参加。近畿を中心に北陸から四国まで。距離を超えるのがオンラインの醍醐味ですね。

第1部ワークショップでは、まず編集長から取り組みの前提として、パワポを使ったレクチャーです。主観的な印象を排した客観的な事実を文章で描く鍛錬が文章力の基礎となることがわかりやすく説明され、例としてドストエフスキーの描く生々しい人物描写が、実は客観的な叙述によって支えられていることが示されました。
そしていよいよ「文章デッサン」実技レッスンです。今回は課題映像として11の短い映像を用意。農業、宇宙、格闘技、戦争、ショー、等々。参加者は映像から一つの場面を選び、まずは五感がとらえた客観的な様相をありのまま正確に事実を叙述することに取り組みます。普段対象を正確に認知するよりも、主観的印象を強く意識することで「見た」ことにしてしまっているので、かなりの心的エネルギーと文章力が同時に必要とされ、もっとも良い基礎的な文章トレーニングになります。それでも、すでに文章デッサンを体験している参加者はもちろん、初めての体験者も果敢に取り組み、見事な書きぶりでした。それぞれが分かち合ったあとで、ようやく今度は書き上げた客観描写をもとに、存分に自分の印象を交え、比喩など修辞を加え肉づけして行きます。
読むことだけでなく、これまで様々文学の作品を書いてきた参加者たちですが、このワークショップで新たに書く力を開拓することができたのではないでしょうか。一度で簡単に文章力が飛躍するわけではありませんが、画力におけるデッサンのように、こうした文章デッサンを重ねることで確実に技能が向上するその手応えを実感できたことと思います。今後も趣向を変えながら文章デッサンのトレーニングを企画して行きたいと思います。

第2部では文学ミーティングとして参加者それぞれ印象に残った場面や登場人物を分かち合いました。まず語られた作品はタルコフスキー監督によるソ連映画「鏡」。冒頭部分を視聴しました。映像詩人と称されるとおり、その映像美は映画のほんのさわりだけで十分にうかがわれます。横に渡した丸太の囲いに腰を下ろした女性が、広がる田園を遠く眺めています。その背中からズームして静寂の中回り込むカメラワークに思わず引き込まれました。ステレオタイプな意味づけや単純論理によるのではなく、その美をストレートに受け止める感性を共有しました。
次に劇団100℃による舞台劇「百年の秘密」が紹介されました。これはケラリーノサンドロビッチの作演出による4時間にも及ぶ大作劇です。とりわけ主人公女性の一生を演じ切る犬山イヌコの演技と存在感は圧倒的だと。そして話は舞台劇の魅力に。タルコフスキー映画で目を引いたのはカメラという視点でしたが、全体の場面を晒した舞台を観客が自由にフォーカスして切り取る劇では、俳優の情動がダイレクトに観客の心情を共振させて揺さぶり、それは劇を「見る」というよりも、むしろ劇を「体験する」と言うべき。舞台未体験であれば、ぜひ一度観劇をと熱が入りました。ところで「百年の秘密」はシリアスな年代記の大作ですが、演出のケラリーノはコメディも「時効警察」などコメディも手がけ、犬山イヌコは「ポケモン」のニャースの声優でもあると余談も。
そして、溢れんばかりの魅力が語られたのは村上春樹「ノルウェイの森」。魅力の主は緑。彼女と主人公の「僕」と2人で、燃えさかる火事を眺めるシーン。そして物語の最後「僕」が電話ボックスから緑に電話をかける息を呑むほど印象的な美しい場面。キュートで男性をふりまわさずにはいないが、緑自身もが自分や世界に振り回されている気配をまとっている。「僕は緑に会いたくて、小説を書いている」とは紹介者の言葉。この言葉がすべてを物語っています。
最後に紹介された作品は遠藤周作の「沈黙」。死の淵に追いやられても、その信仰を保つことはできるのか。そして神を裏切る弱さが罪悪とされても、そのぎりぎり引き裂かれた苦悩もまたは人間らしさと言えないだろうか。キチジロウの姿に心奥を揺さぶられている紹介者の人間と人生へ向ける眼差しは深い。殉教を覚悟して渡来した外国人宣教師が、弾圧受けるや一転して棄教しなんと幕府方侍となり凄絶な弾圧の先頭に立ったという逸話から、話題は人間存在の光と闇にいざなわれました。ペロー「青髭」のモデルとなった殺人鬼は、かつて神の啓示のまま生きたジャンヌダルクに心酔する配下の武将貴族であったとも言われる。まさにドストエフスキーが終生小説に取り上げたテーマではなかっただろうか。神や信仰に対するトルストイとドストエフスキーの態度を前に、果たしてそのどちらに共感を抱くだろう。話題はさらに「悪霊」の連想から連合赤軍事件当事者の言葉まで広がりました。
まだまだ語り合いたい思いは強かったが、終了の時間となりました。互いに質問し残したことについては、別の場で応答し合うことに。

オンラインで行う文学ワークショップはこれが初めてとなります。とても充実した時間でした。今回は一般への広報は控えましたが、今後は広く参加を呼びかけて行こうと思っています。
参加者の皆様、お疲れ様でした。また次回、お会いしましょう。

 
 

▼ 2021/1/18


1/17 オンライン文学ミーティング開催



京都文学フリマの中止を受け、急遽「文芸エム」執筆者、「文学ワークショップ」参加者を対象にオンライン文学ミーティングを開催。急な呼びかけにかかわらず、6名の方が参加くださった。
テーマは「文学の必然 〜 なぜ書くのか」。

「作品を評価する際に文章力と同様に、場合によってはそれ以上に『書く姿勢』が基準になるといいます。作品を『書く必然』『書く動機』が問われる、ということです。それは解答などない、あくまでも自己と対話する問いかけであろうと思います。文学へ向かう動機はそれぞれに尊重されるべきだし、もともと他者が評価する筋合いのものではありません。しかしそれは作品を通して確実に読者に伝わってしまうものと言えるでしょう。なぜ書くのかと問われたならば、どう答えますか。ひまつぶし、趣味、憂さ晴らし、訴え、生きがい等々。何気ない動機の奥に、実は切実な衝動、それぞれの人生のテーマが潜んでいるのかもしれません。直接創作に役立つ技巧に関する話題ではありませんが、それぞれの創作に軸を与える主題であろうかと思います。 (呼びかけ案内から)」

まずそれぞれが文学の出会いや「文芸エム」に寄稿した感想など交えながら自己紹介。その中で、収録小説における人物がとった行動について、その所以や背景が話題となった。物語では明かされないその行動を引き起こした深層心理や、物語として愛着と加虐が交差することで醸し出すエロチシズムに思いをはせ、はからずも「物語の必然」が先に話題となった。
続く本題テーマ「なぜ書くのか」という問いについては、創作を一貫する主題として「なぜ生きるのか」というテーマがあることを語られる方や、また「書く」という行為の魅力について「書くことで生を実感できる」という珠玉の実感を聞くこともできた。
何より「書くことを愛する者同士」の語らいは楽しく、あっという間に予定を時間を超過してしまった。

初めてのオンライン企画だったが、今後「オンライン文学ワークショップ」を行うためのよい予行演習となり、有意義だった。

 
 

▼ 2020/12/26


「文芸エム 第2号」発刊!



「文芸エム 第2号」

|自己満足(原浩一郎)
|旅の道草(橋元あおい)
|宇曽利湖叙景(橋元あおい)
|黒沢清と『スパイの妻』(月川奈緒)
|アクチュアルな文学(林娼霊)
|狸のあしあと(Yu_ji)
|「三四郎」と「行人」「ノルウェイの森」(島津耕造)
|二十歳の軌跡(湖都わすれ)
|小鹿のマスク(月川奈緒)
|街に浮かぶ(いしかわつよし)
|文学ワークショップ
|レジデンス明田2019(佐藤宣明)
|ゴマニー(月川奈緒)
|ナルキッソスの水辺(島津耕造)
|一色一香の人(佐藤俊司)
|此岸(2)(原浩一郎)

発行日 2020年12月25日
編集責任 原 浩一郎
編集委員 橋元あおい、月川奈緒、林娼霊
発行協力 佐藤駿司、南部智士、月川奈緒、橋元あおい、(匿名)
発 行 HAO出版局
A5判 192頁 ¥1,000(税抜)
ISBN978-4-9911513-2-3 C9402 ¥1000E

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▼ 2020/12/26


「文芸エム 創刊号」が「文芸思潮」全国同人雑誌評に取り上げられ、
2作品が推薦作、準優秀作に選定



「文芸思潮」全国同人雑誌評に「文芸エム」創刊号が取り上げられ、原浩一郎の「覚悟という定点ー坂口安吾、金子光晴そして観阿弥」が推薦作に、林娼霊「カミュ『誤解』サルトル『出口なし』その源と将来」が準優秀作に選考された。全国の同人雑誌収録作品のうち優秀作とされた中から特に優れた小説作品に「まほろば賞」(選考委員 三田誠広、中上紀、小浜清志、五十嵐勉)が贈られる。ただし原、林の作品は評論であるため、優秀作に代えて「推薦作」とされたとのこと。小説優秀作品とともに掲載の運びとなればうれしい。また「文芸エム」への投稿が名立たる作家たちの批評を得る機会ともなることが明らかになり、なによりうれしい。奮起して、創作に励みたい。

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▼ 2020/12/26


原浩一郎受賞作、文芸思潮誌にて激賞



本誌編集長原浩一郎がこれが2度目となる第13回銀華文学賞を受賞し、受賞作「出所証明」が「文芸思潮」第78号に掲載。選考委員による選評では最高級の賛辞が並んだ。「読んだ時、当選作はこれしかないと思われた。見事な描写と克明で分かりやすい文章。場面の転換の妙、ラストへ向かって組み立てられ流れていくストーリー、どれをとってもほとんど完璧である。」(八覚正大)「非の打ち所のない作品である。・・・何年か前にも当選作を書いており、筆力も題材選びも秀逸である。これだけの作品を書ける人が無名でいることが不思議でならない。」(小浜清志)「題材の特異さと、描き方の的確さ、勁さは、群れを抜いていた。・・・それはまた広く人間が自分の罪を振り返るとき、同じように経験する贖罪の道を暗示しているものでもあるだろう。」(五十嵐勉)等々。 「文芸エム」として喜びたい。

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▼ 2020/12/6


第三回文学ワークショップ<特別編>開催



2部構成の特別企画。第1部では劇団メンソウルによる劇「航路」(原作原浩一郎 脚本演出杉本凌士)映像を上映。感動冷めやらぬまま第2部は「文学ミーティング」と題したフリートーク。文学との出会いをめぐっては野球部、建築から留年の話まで。さらに三島、ヘミングウェイそして夏目やドストエフスキー等々作家や作品の話題へ。初めてワークショップで出会った者同士とは思えぬほど話ははずみ、あっという間に2時間。参加者の皆さん、ありがとうございました。
 
 
    

▼ 2020/11/10


「SELF BOOKS」にて販売



ブランチ大津京の無人書店「SELF BOOK」にHAOが出品陳列。12月14日までの限定です。是非ご来店ください。
 
 
    

▼ 2020/11/8


第二回文学ワークショップ開催



文芸エム編集部主催第2回文学ワークショップが11月8日、大津市市民活動センターにて開催されました。わかりやすく体験的に「書く力」を学ぶことを目的とする企画です。事前申し込みの4 名のほか、フェイスブックのイベント広告やチラシ、掲示板ポスターを見た方々など、合計10 名の参加でした。
最初に講師の文芸エム編集長・原浩一郎氏から、「主観を排し五感がとらえた世界を文章で正確にデッサンする力が文章力の基礎になる」というワークショップのテーマが強調されました。<文章デッサン機笋任魯Εーミングアップとして、「人物デッサン」。「40 代に見える」という言葉に気をよくした講師は、次に室内の「情景デッサン」、そして「事件デッサン」へと楽しくワークを進めていきます。
今回はさらに<文章デッサン 街角編>が新たに企画されました。街の正確な客観描写を基礎に、主観的印象を交えて「私」がその街ならではの事件を体験するという設定です。参加者は会場から浜大津の街に飛び出し、構想を練って帰ってきます。そして机に向かい、恐るべき集中力で物語を書きつけていきます。その後の分かち合いでは、短時間で書かれたとは思えない独自の世界観を持った物語の断片が次々と発表され、思わず拍手や歓声が沸き起こりました。
<詩作のワーク>では「言葉にならない感情や体験」を安易な直接的感情表現に頼ることなく、「いちばんうまく言葉で表現できた」と自分で感じたら、それがもう立派な詩であると解説され、直喩や暗喩、押韻を使った技法が例示されました。そのうえで参加者は、これまでに体験した印象的な事件や感情を描く詩表現のワークに向かいました。
また参加者からの質問に答えて、できるだけ短く簡潔な表現やリズム感を変える語尾の変化、接続詞の工夫など文章のトレーニング法について講師からアドバイスがありました。
ワークショップ全体の振り返りでは、刺激になった、驚くほど文章が書けたと興奮気味に話される参加者の姿がとても印象的でした。(スタッフ 月川奈緒)
 
 
    

▼ 2020/11/1


ブランチ大津京「本の市」出店



11月1日ブランチ大津京「本の市」に出店しました。晴天の秋晴れの下、たくさんの得難い出会いをいただきました!
ファミリー向けのイベントだったため、リアリズム文学の紹介は場違いとなるかもと懸念していたのですが、多くの方が並べた書籍を手に取り、また購買してくださいました。掲示した「文学ワークショップ」のポスターにも多くの方が関心を寄せておられる姿が印象的でした。
今回が初回ですが今後継続して開催とのこと。また参加させていただきたいと思っています。
 
 
    

▼ 2020/10/23


速報・本誌編集長原浩一郎 第13回銀華文学賞受賞!



写真は2015年第11回銀華文学賞授賞式のもの。今回が二度目の銀華文学賞受賞。
作品は選評ともに「文芸思潮」第78号(12月25日発売予定)に掲載。
 
 
    

▼ 2020/10/03


第1回文学ワークショップ開催!



10/3大津市民活動センターにて第一回文学ワークショップを開催しました。新聞記事やネットのイベント案内をご覧になった方などご参加くださり、なごやかな雰囲気で密度の濃い時間を体験することができました。モデルとする形式がないオリジナルのプログラムだったため、進行役の私も幾分手探り気味だったのですが、参加してよかった!という感想をいただきほっとしているところです。
ワークショップの内容は、私が経験してきた実際的文章トレーニングを、そしてこれも私が幾度となく体験してきたグループワークのスタイルに移植したものです。実際に課題に取り組むときは皆一心に集中して用紙に向かい、部屋は物音ひとつない静寂となりました。しかし互いに分かち合う場面になると一転会場に笑いも響きます。間に休憩をはさみ、予定の3時間があっという間に過ぎました。
たどたどしい進行の部分もあったかと思いますが、次回は文学ファシリテイターとして私も腕を上げて臨みたいと思っています。できれば月1回程度の間隔で開催してゆきたいと思います。(次回は11/8予定)ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

参加者の方々から、感銘を受けた文学作品や著作本をお聞きしましたので付記しておきます。ご参考まで。 ・西脇順三郎「天気」・井上理津子「さいごの色街飛田」「葬送の仕事師たち」・司馬遼太郎「坂の上の雲」「翔ぶがごとく」・遠藤周作「沈黙」・岡本太郎「沖縄文化論」・中沢新一「大阪アースダイバー」・石牟礼道子「苦界浄土」・吉本隆明「マチウ書試論」
 
 
    
 

▼ 2020/10/01


中日新聞に紹介記事掲載!



生きづらさ ありのまま つづって
大津の作家・原さん 投稿文芸誌を創刊

 罪を背負って生きる人を題材にした小説を手掛けてきた元家裁調査官で作家の原浩一郎さん(六三)=大津市瀬田=が、市井の書き手による投稿文芸誌「文芸エム」を創刊した。これまで刑務所出所者や精神障害者、ひきこもり状態にある人など、さまざまな生きづらさを抱える人に関わる中で、「文学を書くという営みに触れてほしい」という思いを温めてきた。
 「世間一般の常識や道徳的尺度による『かくあるべし』にとらわれず、ありのままの感情や率直な疑問を表現してほしい」と、広く投稿を呼び掛ける。(芳賀美幸)

 原さんは大学卒業後、一九八二〜九一年に京都家裁などに調査官として勤務し、非行少年の更生に関わった。三十代半ばで退職した後は、職を転々としながら、十年ほど前から刑務所の受刑者向けの小説を書き始めた。これまでに十一作品を執筆。拘置所の面会室で死刑囚と元家裁調査官が交流する姿を描いた「アクリル板」は、二〇一五年に「銀華文学賞」(アジア文化社)を受賞した。
 交芸誌の創刊に至った背景には、非行少年や刑務所受刑者との関わりのはか、精神障害者や、ひきこもり状態にある人の支援機関でスタッフとして働いた経験がある。「それぞれの人生の体験は、一般の想像を超えた重さ、深さを秘めている。読み手に人生への深い洞察や感銘を与える文学作品が書けるのでは」と思うようになったという。
 また、自身が生きづらさを感じていた高校時代に、詩をつづることで救われた経験があるといい、「文学なら何を書いても許される。書くことを通じて、自分自身を見つめるという体験を重ねていってほしい」と願う。  文芸誌は季刊発行で、税抜き千円。インターネットなどで販売する。投稿は、小説、詩、評論、随筆、戯曲、論文など形式ジャンルは問わない。四百字詰め原稿用紙三十枚以内で、ペンネームを明記して、編集部にメールで送付する。
 創刊を機に、小説や詩を書くことに関心がある人向けに「書く力を獲得するための文学ワークショップ」も開く。初心者も歓迎で、原さんが講師を務める。十月三日午後一時半から同四時半まで、大津市民活動センターで。参加費は無料。
 文芸誌の購入や作品の投稿、ワークショップの参加についての問い合わせは、Eメール=pubstudio.hao@gmail.com=へ。
(中日新聞滋賀版 2020/10/1)
 
 
 
       
 
 

▼ 2020/09/06


大阪文学フリマに出店。「文芸エム」好評販売!



3月前橋、5月東京、6月盛岡と軒並み中止となり、1月京都以来久々の開催。しかし、加えて大型台風が九州に接近というタイミングで続々出店キャンセル。出展ブースは半分以下、4割といったところ。来場者は例年の盛況ぶりが嘘のよう。
しかしおかげで多くの出店者自身がじっくりと会場を見て回ることになり、たくさんの方が「原浩一郎&文芸思潮」のブースをのぞいてくれました。
持参した「文芸エム」創刊号を完売し、原浩一郎の「アクリル板」や「文芸思潮」編集長五十嵐勉氏のインドシナ難民文学三部作「緑の手紙」「鉄の光」「NONCHANG」、さらに同氏による創作指南書「小説の書き方」など、多数の書籍を購入いただきました。
たくさんの貴重な出会いもあり、また多くの方が文芸エム投稿募集のチラシを持ち帰りくださいました。
今後につながる貴重な機会となりました。感謝です。
次回の文学フリマ出店は来年一月の京都の予定です。
お買い上げいただいた皆様、心より感謝申し上げます!
 
 
    
 

▼ 2020/09/06


「文芸エム」創刊!



「文芸エム」特別創刊号
< 読むことで変わる/書くことで変わる >

- 市井の作家・生活者による総合文芸誌 -
|創刊辞| 生きる武器としての文学(原 浩一郎)
|随筆抄| 母(橋元あおい)
|評 論| 覚悟という定点ー坂口安吾、金子光晴そして観阿弥ー(原浩一郎)
|特別掲載| 流されず考える力を 今なぜ同人雑誌か(五十嵐勉「文芸思潮」編集長)
|映画評| 今こそ映画「生きるべきか、死ぬべきか」を発見しよう(月川奈緒)
|小 説| いびつな恋(瞳 元中)
|随 想| 生々流転〜生きるということ(伊東久仁雄)
|随 筆| 南部風鈴と私(橋元あおい)
|臨 床| オープンダイアローグから反想法へ(1)(阿迦井光子)
|小 説| 此岸(1)( 原 浩一郎)
|評 論| カミュ「誤解」、サルトル「出口なし」、その源と将来(林 娼霊)

編 集 文芸エム編集部
 FACEBOOK | @bungeiemu
編集責任 原 浩一郎
 BLOG | http://hara-koichiro.com
 FACEBOOK | @haratobungeishicho
発 行 HAO出版局
A5判 212頁 ¥1,000(税抜)
ISBN978-4-9911513-0-9 C9402 ¥1000E
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